職場の人間関係を改善するには?よりよい組織にするための方法を解説

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職場の人間関係が良し悪しは、仕事のパフォーマンスに大きな影響をもたらします。例えば、職場の人間関係が良ければ、お互いを助け合えて、各自が高いモチベーションを持ち働けます。その結果、生産性が上がっていき、企業の業績にも好影響をもたらします。
しかし、サラリーマンの約3割が、職場の人間関係に悩んでいる状況です。職場の人間関係を良くするためには、企業はどのような取り組みをすべきなのでしょうか?
今回は、職場の人間関係を改善して、より良い組織にするための方法を解説します。

本記事のサマリー

  • 約3割の社員が職場の人間関係に悩んでいる
  • 職場の人間関係は離職や生産性に大きな影響を与える
  • 企業は働きやすい環境をつくらなければいけない
  • 企業の取り組みにより、良好な人間関係の職場は作れる

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職場の人間関係でよくある悩み

日本労働調査組合の調査報告書『職場の人間関係に関するアンケート』(https://nichirou.com/3810)によると、職場の人間関係に悩んでいる人の割合は29.2%です。 約3割の人が、職場の人間関係にストレスを感じていることが調査結果から分かります。年代別では、20代の23.9%、30代の31.6%、40代の32.3%が職場の人間関係に悩んでおり、年齢が上がるほど問題が深刻化していることが分かります。
約3割の人は、どのような悩みを抱えているのでしょうか?まずは、職場の人間関係でよくある悩みをご紹介します。

上司との人間関係

「上司が頼りにならないのに役職が付いていて腹が立つ」など、上司との人間関係に悩む人もいます。 上司との人間関係が悪くなる原因として、部下との間で業務難易度の見立てが合わないことが挙げられます。
例えば、上司は「Aさんなら任せられる」と思った難易度の仕事を振っても、部下のAさんは「私には難易度が高い仕事を振られてしまった」と思ってしまう場合もあるでしょう。上司がAさんを信頼して、仕事を任せているにも関わらず「上司はフォローしてくれない」と不満を与えてしまうのです。この逆の場合もあるでしょう。
このような、上司と部下との間で業務難易度の見立てが合わないことが原因で、信頼関係が壊れてしまうことがあります。

同僚との人間関係

「自分の思い通りにならないとイライラと不機嫌になられて困る」など、同僚との人間関係に悩む人もいます。 同僚との人間関係が悪くなる原因は、職場はプライベートと異なり、付き合う人を選べないためです。
自分が苦手な人や嫌いな人とも付き合わなければいけません。価値観が異なる人が関わるため、意見が対立したり、分かり合えなかったりすることも多いです。
そのよう場合に、自己中心的な発言をされたりイライラされたりすると、ストレスを感じてしまうのです。基本的に同僚との関係は、ギブ&テイクのバランスを保つように意識しなければいけません。

部下との人間関係

「部下が言うことを聞いてくれなくて困る」など、部下との人間関係に悩む人もいます。
部下との人間関係が悪くなる原因は、信頼関係が築けていない状態で接していることが多いです。部下の価値観を理解した上で接しなければ、信頼関係は構築できません。
例えば、上司の立場では考えにくい話ですが、世の中にはプライベートを重視したい人も一定数います。そのような部下に対して「そんな考え方は甘い」と、相手の考えを蔑ろにしてしまうと信頼関係など築けません。その結果、部下と良好な人間関係が築けなくなってしまうのです。

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職場の人間関係の悩みが与える影響

職場の人間関係に悩む人の割合は約3割ですが、対策をしなければ、どのような影響が出るのでしょうか?次に、職場の人間関係の悩みが与える影響をご紹介します。

社員が離職してしまう

職場の人間関係が悪ければ社員が離職にのリスクが高まります。
社員が離職してしまうと、本人かけた教育費や福利厚生費が全て無駄になってしまうのです。計算方法やコストによって異なりますが、数年で退職者が出て会社が被る損失額は、退職時の年収の半分ぐらいと言われています。
社員が離職することによる損失は大きいため、気をつけなければいけません。

生産性が落ちる

職場の人間関係が悪ければ、生産性が落ちてしまいます。その理由は、人間関係が悪いと仕事に必要な「報告」「連絡」「相談」が疎かになってしまうためです。
Googleの研究結果によると、生産性の高い組織で必要な要素は「心理的安全性」と述べられています。心理的安全性とは、相手に与える影響を意識することなく思ったことを言える環境をいいます。
職場の人間関係が悪いと心理的安全性は保てません。関係が悪い相手を意識してしまって、「相手に相談しても親身に相談に乗ってもらえないだろう…」と考えてしまい「報告」「連絡」「相談」が出来なくなるのです。その結果、業務が停滞して生産性が落ちます。

社員が体調不良になる

職場の人間関係が悪ければ、社員が体調不良になるリスクがあります。
体調不良には「メンタル面」「体力面」「行動面」の3つがありますが、以下のように仕事のパフォーマンスが落ちていきます。

●メンタル面
・不安で震える
・イライラするようになる
・集中力が落ちる
・冷や汗が出る

●体力面
・疲れやすくなる
・頭痛や肩こりがする
・眼精疲労になる
・眠りが浅くなる
・食欲不振になる

●行動面
・飲酒量が増える
・タバコの本数が増える
・無断欠勤をする
・誰かに相談しなくなる
・身なりに気を配らなくなる

業務に支障が生じるだけでなく、休職せざる得ない状況になるかもしれません。
また、職場の人間関係が原因で体調不良になった場合は、社員やその家族から訴えられてしまう恐れがあります。
例えば、パワハラと認定された場合は、損害賠償金を支払わなければいけなくなります。

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人間関係が良い職場の特徴

職場の人間関係が悪いと、社員の離職や休職、生産性の低下が起きてしまいます。そのため、人間関係が良い職場の特徴を把握した上で対策をとりましょう。まずは、人間関係が良い職場の特徴をご紹介します。

お互いを尊重している

人間関係が良い職場では、お互いを尊重しています。社員同士が尊重し合えると、全体的に和やかな雰囲気に包まれます。
各自の立場や価値観は異なっても、張り詰めた空気が充満することはありません。
このような心理的安全性が確保された職場環境であれば、「報告」「連絡」「相談」する場合に、萎縮することはありません。そのため、業務をスムーズに進めていけて生産性を上げていけるのです。

挨拶する文化がある

人間関係が良い職場では、挨拶する文化があります。
気持ちが良い挨拶を交わすことで、話をするキッカケが生まれます。
「おはようございます。」「お疲れさまでした。」と声をかけられて、不快な気分になる人はいません。 挨拶は社会人としての基本的なマナーで、相手に無視されるなどギスギスした空気を払拭できます。その理由は、挨拶は相手と話すきっかけとなるためです。
普段から挨拶をしていれば、業務を円滑に進めていけます。

相談しやすい職場環境

人間関係が良い職場は、心理的安全性が確保されています。心理的安全性とは、社員が困ったときに相談できる相手がいることで確保できるものです。
例えば、定期的な面談を実施したり、アンケート調査を実施したりして、社員が1人で悩みを抱えないように配慮されています。
状況や相手によっては、仕事に関係ない相談にも乗り、前向きな気持ちになってもらわなければ、社員は意欲的に働いてくれません。
例えば、子育てをしながら仕事することに悩んでいる社員もいるかもしれません。このような社員の家庭事情を理解してあげられれば、満足度を上げていけます。
社員の職場に対する満足度を上げていけば、能動的に働いてもらえるようになります。

失敗を共有できる文化がある

人間関係が良い職場では、失敗を共有できる文化が醸成されており、結束力が強いです。仕事での失敗は必ず起きます。本人も頭では理解していても、多忙でうっかりミスをしてしまう場合もあります。 どうしても人である以上、ヒューマンエラーは起きます。このような失敗を1人の社員のせいに押し付けると、自己険悪に陥ってしまうでしょう。
このような問題は、失敗を共有して、同じ間違いを繰り返さないようにどうすればいいかチーム全体で考えていけば解決できます。自分が失敗したにも関わらず、助けてもらえれば、お互いが思いやりを持って助け合っていけるようになります。

お互いを認め合える文化がある

人間関係が良い職場では、お互いの価値観を認め合える文化が醸成されています。
例えば、仕事熱心に頑張りたい人もいれば、プライベートを重視したい人もいます。仕事の時間は、各自の業務を遂行しなければいけませんが、プライベートを重視したい人にキャリアアップするのが良いという価値観を押し付けてしまうと関係が崩れます。
人間関係が良い職場は、異なる価値観を持つ相手に対して、まずは理解しようと心構えがあります。 お互いを認め合える文化があるため、さまざまなアイデアや意見が飛び交うのです。さまざまな文化が認め合えれば、イノベーションを起こしやすくなります。

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職場の人間関係を改善する方法

人間関係が良い職場環境の特徴をご紹介しましたが、どのように改善していけば良いのでしょうか? 職場の人間関係づくりトレーニング(著者:星野 欣生)では、「人間関係の質と量が、そのまま人の姿に関係してくる」と述べられています。温かい交流の場を設ければ、お互い助け合える社内文化が醸成していけるのです。そのため、人事担当者や管理者は職場の人間関係を改善するための施策を考えて取り組んでいきましょう。
次に、職場の人間関係を改善する方法をご紹介します。

交流できるイベントを開催する

社員同士の仲を深めるために、交流できるイベントを開催しましょう。仕事では、他部門が連携して業務を円滑に進めていく必要があります。
他部門でコミュニケーションが不足していたり、どのような人が働いているか分からなかったりすると、連携しにくくなり生産性が落ちます。このような問題を解決するために、以下のような社員同士の交流の場を設けましょう。

【イベントの例】
・BBQ大会
・スポーツ大会
・レクリエーション
・オンライン懇親会

相談できる仕組みをつくる

社員が悩みを1人で抱えないように、相談できる仕組みをつくりましょう。気兼ねなく相談できる相手が職場にいることで、心理的安全性を確保できます。
例えば、心理的安全性を確保する方法としてメンター制度があります。メンター制度とは、年齢の近い先輩社員が新入社員をサポートする制度です。この制度を導入すれば、上司には相談しにくい内容が話せる環境が整備できます。それ以外にも、以下のような仕組みを取り入れて、社員が悩みを相談できる仕組みを整えましょう。

【仕組みの例】
従業員アンケート
・定期面談
・メンター制度

悩みが打ち明けられない社員への対策を行う

悩みが打ち明けられない社員のケアも忘れてはいけません。近頃は、人間関係のストレスを抱えていないかを診断するツールなどが登場してきています。これらのツールを活用すれば、悩みが打ち明けられない社員のメンタル状況を把握することが可能です。そして、抱えている悩みを改善していけば、働きやすい職場環境が作れます。

フリーアドレス制度を導入する

コミュニケーションを活発化させるために、フリーアドレス制度を導入する方法もあります。
フリーアドレス制度では、隣の席に座るのは、同じ部署の人とは限りません。部署や階級の異なる人が、隣の席に座ることもあります。そのため、部署や階級などの垣根を超えたコミュニケーションが取れるようになります。
フリーアドレス制度を導入すれば、「他部署にどのような人がいるか分からない」という状況が改善され、他部門の連携が取りやすくなります。
また、職場の人間関係は付き合う人を選べません。どうしても、反りが合わない人は避けることができるため、人間関係の悪さのストレスを抱えずに済みます。

感謝し合う文化を作る

お互いを認め合える文化を醸成するために、社員同士で評価する360度評価や、仕事に貢献した人に感謝の気持ちを送るビアボーナスを導入する方法もあります。
社員がお互いを賞賛し合えば、職場の雰囲気が明るくなり、会社や仲間への愛着心が醸成されます。
感謝し合う文化は、優秀な人材の流出を防ぐ効果もあるため、以下のような感謝し合う文化を作っていきましょう。

【文化・制度の例】
360度評価
・ビアボーナス
サンクスカード

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職場の人間関係づくりに励む企業事例

これまで職場の人間関係を良くするための改善方法をご紹介しましたが、実際に企業では、どのような取り組みがされているのでしょうか?ここでは、職場の人間関係づくりに励む企業事例をご紹介します。

株式会社サイバーエージェント

インターネット広告やメディア事業を営む株式会社サイバーエージェントでは、人事評価の納得度が高い部署と低い部署の差が広がっていました。この差の原因を調査したところ、上司と部下の対話の頻度が影響していることが判明しました。
課題を解決するために「月イチ面談」と呼ばれる、先月の成果の振り返りや今月の動き、中長期的なキャリアの話をする場を設けています。「月イチ面談」を実施することで、上司と部下の信頼関係が構築され、合意が得やすくなりました。
また、部下が上司に相談できるようになり、離職率の改善も実現できました。

株式会社スタートトゥデイ

ファッションECサイトZOZOTOWNを運営する株式会社スタートトゥデイでは「オシャレをする時間がない社員が、ファッションを売れるわけがない」という考えで、全社員に6時間勤務を推奨しています。
チーム全員が、各自の仕事を6時間で終わらせられれば、15時に帰宅できる制度「6時間労働制(ろくじろう)」があります。このような独自の制度を設けることで、仕事が終わらないチームメンバーを助けるという、助け合いの精神を養っているのです。この独自の制度は、コミュニケーション活性化に寄与しています。

クルーズ株式会社

ファッション通販サイト『SHOPLIST.com by CROOZ』を運営するクルーズ株式会社では、社内活性化を目的に社内にバーを設置しています。普段のビジネスタイムでのコミュニケーションだけでなく、お酒を介したコミュニケーションをとることで、上司と部下の縦の繋がりや、チームメンバーの横の繋がりが強固なものになります。
その結果、「報告」「相談」「連絡」が気兼ねなくできるようになり、生産性と従業員満足を上げることに成功しました。

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まとめ

今回は職場の人間関係を良くするためのコツをご紹介しました。職場の人間関係は、プライベートとは異なり付き合う相手を選ぶことはできません。
しかし、企業側が職場環境を整備することにより、職場の人間関係は良好なものになっていきます。この記事では、実践で行かせる改善方法までご紹介しました。ぜひ、気になるものがあれば、取り組んでみてください。
welldayは、社員のメンタル状況やモチベーションを可視化できるツールです。普段、社員がどのような気持ちで働いているかを把握して、職場環境を改善したいという方は使用してみてください 。

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