エンゲージメントとは?社員のエンゲージメントを向上させるメリットと方法を解説

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「エンゲージメント」という言葉を知っているでしょうか。最近ビジネス界の中で注目を集めているこのワード、実は今後の会社の将来にかかわる重要な概念なのです。グローバル化が声高に叫ばれる現代、時代は目まぐるしく変化しています。終身雇用という概念も古いものになり、一つの会社にこだわらない従業員は増加傾向にあります。自分自身の頑張りに対して正当な評価がなされていると思いづらいことからエンゲージメントが低下すると優秀な人材ほど離職してしまうことは目に見えています。逆に言えば、エンゲージメントを高く保つことによって優秀な人材が高い生産力を維持し続けてくれると言うこともできるでしょう。 今回はこの「エンゲージメント」というキーワードの定義、向上させることのメリット・方法を解説していきたいと思います。

サマリー

  • 人事領域におけるエンゲージメントの定義とは「従業員の会社への信頼度と貢献意欲」を指し、エンゲージメントには①パーソナルエンゲージメント②ワークエンゲージメント③従業員エンゲージメントの3種類がある。
  • エンゲージメントを向上させるメリットとして①業績の上昇②顧客満足度の上昇③職場の雰囲気の改善④離職率の低下などが挙げられる
  • エンゲージメントを向上するためには①目標・ビジョン・ゴールの明確化・共有②コミュニケーションの活発化③チャレンジへの積極性の3つを心がけることが必要。
  • 具体的に人事ができることとして①人事評価の透明化と適切なフィードバック②社内のエンゲージメント調査が挙げられる。
  • エンゲージメントの測定方法として社内アンケートが多くの場合使われるが、短いスパンでの長期間の調査で社内アンケートを調査の手段にするにはいくつかの問題点がある。
  • 「wellday」は社内のエンゲージメントを調査するのに適したツールであり、社内アンケートの問題を補うものである。

「エンゲージメント」の定義

「エンゲージメント」は近年生まれたビジネス用語です。様々な解釈の仕方があり、曖昧な定義で使用している人も多いです。ここでは英語の語源から、その元々の語源とビジネス界における定義、その細かい分類について説明していきます。

「エンゲージメント」の語源

まずは「エンゲージメント」の語源についてチェックしていきましょう。「エンゲージメント」は元々は「engagement」という英単語です。「engagement」は日本語に訳すと「従事、没頭」という意味を表しますが、実際ビジネスで使われている意味とは異なります。

ビジネスにおける「エンゲージメント」の定義

ではビジネスにおける「エンゲージメント」とはどのような意味があるのでしょうか。人事領域における「エンゲージメント」は「従業員の会社への信頼度、貢献度」のことを指します。従業員が仕事に積極的に関与し、会社に貢献したいという思いを強く持っている状態が「エンゲージメントが高い」と言えるでしょう。

エンゲージメントの種類

「エンゲージメント」という言葉には細かく分けると様々な種類があります。ここではエンゲージメントという概念を3種類に分けて細かく見ていきましょう。 エンゲージメントの種類!

  • パーソナルエンゲージメント個人の自己と会社の中での仕事上の役割が一致している状態を指します。「仕事はプライベートに持ち込まない」という言葉が使われることが往々にしてありますが、実はプライベートと仕事が一致している従業員の方が生産性が高いという学術調査があります。会社内で従業員の個性や人間性を認めることがパーソナルエンゲージメントを高めることにつながります。
  • ワークエンゲージメント仕事全般においてポジティブで、達成感に満ちている状態のことをいいます。ワーク・エンゲージメントは以下の三つの要素から成り立っています。

    • 熱意(Dedication):仕事に対する思い入れや誇り、やりがい
    • 没頭(Absortion):仕事に取り組む上で雑念がなく、集中できている状態
    • 活力(Vigor):仕事に取り組む高い水準のエネルギーや心理的な回復力、粘り強さ

    このワークエンゲージメントを測る尺度は2つあります。 特に状態エンゲージメントには職場環境による変化が一番出やすいです。

    • 状態エンゲージメント:1日、数時間単位で変動するもの
    • 特定エンゲージメント:個人の資質からなる一定の安定性のあるもの

  • 従業員エンゲージメント:従業員の組織への愛着のことを表します。従業員エンゲージメントは以下の3つの要素で成り立っています。

    • 感情的コミットメント:組織に対する情動的愛着
    • 継続的コミットメント:組織にとどまりたいという願望
    • 役割外行動:従業員の組織での自発性 ワークエンゲージメント・従業員エンゲージメント

以上のように、「エンゲージメント」という言葉は元々の意味を離れビジネス界独特の定義を持つように形を変えています。また、「エンゲージメント」はいくつかに分類することができ、種類ごとに少しずつニュアンスが違ってきます。

「エンゲージメント」と「従業員満足度」との違い

「エンゲージメント」と似たような意味を持つ言葉に「従業員満足度(ES)」というものがあります。ではその違いはなんでしょうか。「エンゲージメント」も「従業員満足度(ES)」も仕事へのポジティブな印象を表しています。しかし、「従業員満足度(ES)」が従業員から会社への評価であるのに対し、エンゲージメントは仕事に対する従業員の状態を表しています。つまり、「従業員満足度(ES)」が「従業員が満ち足りている状態」であるのに対し、「エンゲージメント」は「従業員が活性化している状態」なのです。 従業員満足度とエンゲージメントの違い  よって、「従業員満足度(ES)」はエンゲージメントと異なり、会社への貢献意欲には言及していないので従業員満足度を上げても会社の業績には繋がらない可能性があります

エンゲージメント向上のメリット

それではエンゲージメントが向上することによってどのようなメリットがあるのでしょうか。その効果をいくつかに分けて詳しく説明していきたいと思います。 エンゲージメント向上のメリット![05 point]

業績の上昇

エンゲージメントが向上することで従業員のモチベーションの促進につながります。モチベーションが上がれば生産性が高まり相乗的に業績の増加も期待できます。

顧客満足度アップ

エンゲージメントが向上すると従業員のモチベーションが促進され、相乗的に生産性や業績が上昇することで組織や製品に対する愛着が強まるでしょう。それによって分析や改善がしやすくなり、ニーズに合った商品を生み出しやすくなります。その結果、顧客満足度も高まるでしょう。

職場の雰囲気が良くなる

エンゲージメントが向上し、従業員が働くことに積極的になることによって職場に活気が生まれます。職場環境が改善されることで意見交換がしやすくなり、よりクリエイティブな製品開発の土台ができるでしょう。

離職率の低下

エンゲージメントが向上し従業員が働くことにやりがいを感じることで、職場の雰囲気が良くなり、従業員の会社への信頼度が高まります。会社への貢献意欲の増幅は言うまでもなく離職率の低下につながるでしょう。

社内のエンゲージメントを向上させるには

それではエンゲージメントを向上させるにはどのようなことを心がければいいのでしょうか。ここでは3つの例を紹介していきたいと思います。 エンゲージメント向上には

目標・ビジョン・ゴールの明確化・共有

ゴールや目的をはっきりとさせることで社員は自分の働く意義を掴むことができます。このことによって仕事にやりがいが生まれ、モチベーションアップにつながります。また、同じ目標を共有することによって社員同士に仲間意識が生まれ社内の雰囲気の改善も見込めます。

コミュニケーションの活発化

社員同士のコミュニケーションを活発化させ、密な人間関係を構築することによって会社への愛着がわき、信頼度が増すでしょう。また、社員同士だけでなく、会社と社員とのコミュニケーションを行うことで企業理念やその会社の将来のビジョンをすり合わせることができます。

チャレンジへの積極性

従業員に成長の機会を与えることで従業員がやりがいをもって働くことができます。その試練がチャレンジングなものであればあるほど成功体験は何にも代えがたいものになるでしょう。逆に言えばチャレンジに消極的な会社では社員も消極的になってしまい、会社への貢献意欲も低下してしまうでしょう。

具体的に人事ができること

以上では会社全体としてどのようなことを心がけるべきかということについて説明していきました。では具体的に人事がやるべきこととはなんでしょうか。例として以下の2つを挙げたいと思います。

人事評価の透明化と適切なフィードバック

適切な評価をされているという自覚は社員の働く意欲を増加させるでしょう。そのためにはまず評価基準をはっきりと示すことが大切です。また、定期的に社員一人一人にフィードバックを行うことによって会社と社員で成長や問題点を共有することができ、適材適所の人事をするうえでも生かすことができるでしょう。

社内のエンゲージメントの定期的な調査

何事も改善を図るにはまずは現状を知ることから。エンゲージメントを上げようと思ったとき、現時点でのエンゲージメントを調査することはもちろん、定期的に調査を行うことによってその変化の法則を掴むことは不可欠でしょう。特にワークエンゲージメントの状態エンゲージメントを測ろうと思った場合パルスサーベイが必要です。パルスとは脈拍を表す英単語で、パルスサーベイとは脈拍をのような短いスパンでの調査のことを指します。

社内のエンゲージメントを測定する方法

エンゲージメントを定量化する手段として社員との面談や評価などがありますが、多くの場合使用されるのが社内アンケートです。社内アンケートでの調査では「エンゲージメントの種類」で述べたような要素を質問項目に取り入れます。 人事がするべきもの

社内アンケートの弱点

エンゲージメントを測定する手段として使われがちな社内アンケートですが、社内アンケートにはいくつかの弱点があり、特にパルスサーベイの場合それは顕著になります。ではその弱点とはどのようなものなのでしょうか。ここでは3つの例を挙げたいと思います。

形骸化しやすい

エンゲージメントの調査は長期的に行うことが前提となります。社内アンケートがタスクの一部となることで従業員の負担となってしまい雑な回答をしてしまうことが考えられます。これでは正確な調査ということはできません。

嘘の申告の可能性

嘘の申告を強要されたり、強要はされていなくても空気を読んで本心とは異なる回答をするということは社員が若手であれば特に容易に想像がつきます。これでは問題は浮き彫りにならず、調査が意味を持ちません。

回答率の低下

エンゲージメント調査というのは長期的な目で見れば会社に不可欠なものですが、ダイレクトに利益につながるものではありません。社内アンケートは回答するか否かが従業員の自己決定に任されているので従業員の中での優先順位が下がってしまえば回答してもらえない可能性も高いです。回答率が低下すれば調査の結果を反映できる対象が限られてしまいます。 社内アンケートの弱点

アンケートなしで社員のエンゲージメントを測定する方法「wellday」

以上のように社内アンケートには調査の形骸化、回答の信憑性、回答率の低下等の課題があります。これらの問題点を改善するのにおすすめなのが弊社の開発運営するサービス「wellday」です。

1. サーベイ不要で従業員のコンディション把握が可能に

welldayでは、SlackやMicrosoft Teamsといったチャットツールでの稼働時間や表現、スタンプの使用状況などをAIで分析することで従業員のコンディションを可視化することができます。これによりサーベイ頻度を最適化することができ、より客観的でリアルなコンディションを把握することが可能になりました。 弊社のサービスは従来のサーベイが抱えていた「回答率」「回答の信憑性」「回答時間」などの問題を一律で解決することができます。

2. 従業員コンディションの向上に役立つオリジナルライブラリーを提供

welldayの価値は、コンディションの可視化だけではありません。welldayでは従業員コンディションが低下した人に対して課題特定サーベイを送ることが可能なのでスコア低下の原因を詳細に特定することができます。 さらには企業のワーク・エンゲージメント向上事例などをまとめた解決策コンテンツも用意しているので従業員のスコアが低下した際、課題に直結したサポートを提供することができます。 welldayの特徴

まとめ

今回は「エンゲージメント」というワードについての解説をしてきました。 -「エンゲージメン」とは「従業員の会社への信頼度と貢献意欲を表す指標」 - エンゲージメントを向上させることがグローバル化が進む現代において大切だと言える - エンゲージメントを向上させるには会社と従業員の相互理解と双方向のコミュニケーションが不可欠 ということが分かりました。 まずは会社のエンゲージメントを把握してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

もしサーベイを取得せずに従業員のエンゲージメントを把握したい場合は「wellday」を検討してみてください。

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